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おばはんの体育な日々

おばはんの体育な日々

第25回山口100萩往還マラニック250km('13)

第25回 山口100萩往還マラニック大会


 <日時> 平成25年5月2・3・4日(木・金・土)晴れ・晴れ・晴れ(にわか雨あり)

 コース図 
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 地図上の数字と地名はチェックポイント。
 一昨年より、コースが少し変更になってチェックポイントが増えて距離が251kmに増えたが、本年は旧道から車道に変更になった部分があり、0.4km減少したそうだ。
 (コース図画像は昨年のものをそのまま使いました)

 <結果> ゴールタイム 41時間27分33秒 

 マラニック大会ゆえ順位はありませんが、番目のタイムでした。 
 
 昨年のタイムは41時間21分、今年はもう少しタイムを縮めたい…できたら40時間を切りたいかな、密かなごく密かな目標を持ってスタートの日を迎えた。

 スタート地点の山口へは新幹線で、例年と同じく無泊三日の強行軍だ。

※ 自宅出発からスタートまで 

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 例年通り、2日はカレンダーは黒字だけど休業し、自宅を早くない朝に出て、新幹線で一路山口へ。
 GWの真っ只中ではあるが、今年も自由席はよく空いていた。
 山口駅着は14時半ごろの予定で3時からの説明会まであまり時間がないので、お昼ご飯は乗り換えの岡山駅で調達、栗おこわ弁当900円でした。

 駅から説明会会場の教育会館に直行。
 教育会館でたくさんのお知り合いに会えた。植田おいちゃん、石ママさん、どんちゃん、よしりゅうさん(今回は残念ながらDNS、応援に来てくださってる)。
 Aコース10回完踏の表彰があり、すごい人が2名増えている。

 説明会で聞いたこと。
 今回変更になったコースの説明。
 道の駅「萩往還」の施設は使用禁止、トイレはやむをえない時はしかたがないけど、自販機はダメ。
 距離の短くなるような故意のコースアウトは絶対しないこと。
 配布の点滅ライトは必ず前後に付けること。
 真っ暗な山道を走るので、夜間走行は単独走を避けるように。等々。

 説明会会場から商店街を通って、途中のパン屋さんで晩ご飯を調達しながら、受付へ。

 選手受付は公園の中の「松籟亭」。
 受付を済ませ、買ったパンを食べ、ゼッケンを着け、リュックの荷物を作ったりして時間をずらしてから、瑠璃光寺門前のおみやげ物屋さんの離れの女子更衣室に入った。目論見どおり、更衣室に人は2~3人で空いていて、落ち着いて更衣ができた。

 スタート時の装束…下はCW-Xのロングタイツ(レボリューション)とショートパンツ、上はファイントラックのメッシュノースリーブとナイキの長袖シャツに半袖Tシャツの重ね着。足元はCW-Xの5本指ソックス、シューズはニューバランスのウルトラ用4E幅広、メッシュのキャップ、バンダナ、キャップにヘッドランプを装着。

 携行リュック…防寒着薄いのと厚いの2枚、ウィンドパンツ、500円のビニール雨ポンチョ、手袋、暑くなったとき用にマイスポンジとキャップに付ける日除け、塩サプリ数個、カーボショッツ1個、ドリンク入りペットボトル500ml1本、デジカメ、ハンドライトと予備の乾電池、小銭(とも言えない約1万円)、コース地図、タオル、ウェットティッシュ、ティッシュ、皮膚の保護に馬油、万一の連絡のため携帯電話。そして命の次に大事なチェックシート、百均のマイカップ。
 ドーピング薬、眠気ざまし薬「カフェロップ」痛み止め「ロキソニン」胃薬「ファモチジン」芍薬甘草湯、強壮ドリンク「活龍紅」2本。

 着替えポイントに送る荷物。
 油谷中学校行き…なし
 宗頭センター行き…着替え・半袖シャツ、長袖シャツ、ロングタイツ1枚、下着、ソックス、タオル、ロキソニンと芍薬甘草湯補充用、活龍紅1本。

 時間が迫ってきて、スタート地点に集合する。
 ここでもお知り合いにたくさん会い、何じゃかんじゃしゃべっているうちにスタート時間になった。
 ハリーさん、Y下さん、T田さん、タマゴンさん、K野さん、カゲコさん。
 スタートは50人ずつ約5分毎のウェーブスタート。前の組が直線の角を曲がって見えなくなったら次がスタートする。
 4組目だったかな、エイエイオーの雄叫びを上げて、午後6時10分くらいにスタート。
 昨年と違っていい天気、今年も長すぎる旅が始まった。

 
★スタート~豊田湖畔公園チェックポイント<58.7km> 到着時間 5/3 0:47

 夕暮れの街並をゆっくりと南下、今年はいい天気だ。
 交通ルールを遵守、歩道を走り、赤信号ではきちんと止まって待つ。
 後方スタートの速い方々が颯爽と抜いていく。

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 次第に暗くなってライトを点灯。今年はヘッドランプを新調した。LED3球で結構明るく、軽量で平たいのでゴムベルトを締め付けなくても揺れない。単4電池3本搭載は2晩持つと思う。これで孫悟空の苦しみから逃れられた。

 下郷駐輪場エイドでスタートから一緒だったおいちゃんとはぐれてしまった。トイレに行かれたのを待ってたのだけど、ランナーが次から次へ通過するので見失ったと思い出発したら、この先しばらく会えなくなってしまったんです。

 今年も「西寺交差点エイド」でトイレ休憩とそうめんをいただいた。
 早くも水を張った田んぼの中のサイクリングロードを走る。今年はにぎやかな蛙の鳴き声が聞こえなかった気がする。
 
 豊田湖畔CPは、昨年より30分早着。チェックシートにパンチを押して到着時間を記入する。
 食券でうどんとおにぎりをいただく、おにぎりは1個しか入らなかったが、うどんは完食できた。

 CPからの取り付け道路のすれ違いで、CPに向かうおいちゃんとすれ違った。先に出てしまってたのか。

★~油谷中学校跡チェックポイント<87km> 到着時間 4:43

 豊田湖畔公園を出てしばらく行った所で、道路になんの矢印もなかったのに、前のランナーが左折して行った。

 その前のランナーは直進して行く、う~む、これは困った。スピードアップして直進前のランナーに追いついて尋ねたら、ここは直進でいいと教えてくれた。今年で3回目なんだけど、コースがほとんど頭に入っていない、特に夜の部はまったくだ。この先この頭で苦労することになろうとは。
 この直進前のランナーさんは、昨年後半ご一緒したY田さんと同じグループの方で、ここからしばらくお話しながらご一緒していただいた。おかげで2年前あんなに眠かった第一夜を無事に乗り越えられた。
 
 日が暮れて気温が下がったようだが、寒くはなかったので、ウィンドブレーカーは着用せず。

 だんだん山道になり、俵山温泉。
 エイドを過ぎると上りがきつくなり、歩く。
 
 砂利ヶ峠を過ぎて下り、大坊ダムの横を走り下り(ここだったと思う、コースが車道そのまま直進に変更になったのは)、下りきったところが新大坊エイド。お豆腐とホットコーヒーをいただいて、トイレ休憩。予防に芍薬甘草湯を投入した。

 しばらく街中を走り海沿いに出て、三叉路に出た。
 先に旧油谷中学校でチェックを済ませ、海湧食堂へ。ここではお粥さんと豚汁。お粥がほんのりでもあったかかったらよかったんですが…昆布の佃煮で味付けして完食するのに少し苦労した…暗いうちから用意してもらってるのに、贅沢言うてはいかんね。
 食事を済ませ外に出ると、夜が明けて明るくなっていた。

★~川尻岬チェックポイント<107.8km> 沖田食堂 到着時間 7:45

 海湧食堂から日本海に付き出た半島を時計回りに一周する。
 海沿いの道、昨年ここは風がきつく上り坂をずいぶん歩いた記憶があるが、今年は結構走れる。
 農協を過ぎると油谷島を一周して帰ってきた速いランナーさんとすれ違うようになる。
 漁港での私設エイドがちょうど開店したばかりで、ポンジュースをいただいた。この私設エイドは復路でもイチゴや大福餅などいただいて、お世話になった。
 油谷島に入ると結構な上り、ここは歩く。

 俵島チェックポイント。100km近く走ってきて、やっとふたつ目のチェック。
 今年も軽トラックに水など補給物資を載せておばさんが待機してくれていて、お水をたっぷりと飴をいただいた。

 川尻岬チェックポイント<108km>に到着。沖田食堂ではカレー。

★~千畳敷チェックポイント<125.8km> 到着時間 11:35

 食堂を出てまた上り。
 峠を過ぎて日吉神社の先で昨年は道を間違えたので、そこは注意して間違わないように進む。
 進んだはずなのだが、昨年とは違うその先の曲がり道で間違えてロードに出てしまい、引き返す。
 5分ほど引き返して元の道に戻って少し行ったところで、おいちゃんが追いついてきて再会、以後この日はずうっと楽しく並走できた。
 「海に向かって落ちそうなセメントの急坂」を下り、川尻漁港。

 !注 日吉神社の先は左折、さらに左折

 漁港から海沿いに平坦な道を走る。
 立石観音チェックポイント<118km>は漁港の店の前。
 百円の自販機でドリンクを買い、店でアイスを買った。店のおばさんが同年代だと言って励ましてくださった。

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 海から離れてまた上り坂。立石観音をバックにここはオールスポーツさんの撮影ポイント、カメラマンの前まで元気を装って走る。

 津黄峠への上りはきつい、例年ひたすら歩くのだけど、おいちゃんと一緒に今年は半分くらい走れたかな。
 やっと上りきったら、少しだけ下り、次はバイパスの半端ない上りのロードだ。こんな急坂が自動車道路とは毎年信じられない。はるかかなたまで見通せて、見えるところは全部急坂、気が萎える。萎えても行くしかないので、歩く。

 ようやく上りきって千畳敷CP。ここでちょうど半分。
 昨年の萩の優勝者、今年は故障でDNSのヨシリュウさんがエイドをしてくれてた。
 3回目にして初めて眺めのいい千畳敷にお目にかかれた。
 千畳敷駐車場のトイレで水を補給。

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★~仙崎公園 <143.7km> 到着時間 13:28
 ~鯨墓~仙崎公園 <164.3km> 出立時間 16:27

 上った以上下りがもれなくついてくる。
 千畳敷を出てからの下りはきつい。

 道が平坦になり、集落が見えてきて、日置エイド。この平坦が結構長くて辛い。
 中学生かなピチピチ少女達が明るく出迎えてくれる。「うどんどん平衛」をいただいた。
 ここで、鯨墓往復のエネルギー補給のため、活紅龍を1本投入(仙崎公園では空瓶を捨てるのがはばかられたので)、空瓶はエイドのゴミ箱に捨てさせていただいた。

 エイドを出ると街中の道が続く。地図上は海沿いの道路なんだけど、その記憶はありません。

 街中を走って海に出たら、仙崎公園着。

 ここから鯨墓までは約10kmの往復コース、リュックを置いて軽装で走っていいことになっている。

 リュックを置いて、命の次に大事なチェックシートと、マイカップ、エイドでいただいたペットボトルを1本だけ持って出発した。

 青海大橋を渡って、青海島へ。例年青海大橋にスタンパってくれているはずの写真撮影クルーはいなかった。
 海を見ながら、ほとんどまっすぐな道を走る。毎年行けども行けども進まない感じ。

 静ヶ浦キャンプ場に着いて往路で食事、うどんをいただいた。

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 キャンプ場を過ぎるとアップダウンがきつくなる。路肩の木々から毛のない毛虫(それはイモムシか)があちこちに下がっているのをよけながら、さりとて自動車に気をつけつつ走る。なかなか着かないのは経験済み、淡々と走る。
 鯨墓チェックポイント到着。

 折り返してもと来た道を、歩いたり走ったりしながら戻る。
 帰り道には青海大橋に写真撮影クルーがいたので、そこの前で5mほど引き返して写真を撮ってもらった。
 
 仙崎公園に着いて少し休憩、置いたリュックをまた背負い、気持ちも新たに宗頭に向かって出発した。

★~宗頭文化センター <176.1km> 到着時間 18:14 出発時間 19:35

 仙崎から宗頭まで、一昨年平坦なのに走れなかったこの12km、今年も強壮ドリンクの効果でしょう、結構走れる。あと5kmのコンビニでガリガリ君。
 宗頭文化センターに明るいうちに着いた!

 宗頭では食券なしで軽食(おにぎり)とお味噌汁がいただける。
 いつものように足首と膝が鋭角に曲がらず、足は臭いはお尻は痛いは、床に座っての食事はかなり苦痛。
 食堂でお風呂上りでこれから休憩すると言うもっくんに遭遇、「7時半頃に出発したい」と言ったら付き合ってくださると言う。これは助かる。
 急いで食べてお風呂に入って汗だけを流し、敷布団と毛布が用意してくれてある二階の仮眠所の空いたスペースに横になった。

 全然眠れなかったけど、約30分で起きた。
 7時半に用意をして下に下りると、約束のもっくんと、おいちゃんが待っていてくれた。
 ここからの夜の峠越えは女子一人では危険なので、ガードランナーがいないと出発させてもらえない。(ゴール後にお話した女性ランナーさんはガードランナーが見つからずに、ここで小一時間も足止めされたらしい。運良く出発できてもその後ペースが合わずに気を遣うことも多いようだ。)ここでスムーズに出発できたのはこの上なくラッキーだったと言える。

 出発は7時半、昨年より2時間も早い。この後昨年並みに走れれば、40時間切りが見えてくる・・・気がした。

★~虎ヶ崎チェックポイント <207.3km> 到着時間 4日 2:55

 宗頭を出るとき、活龍紅ドリンクをもう1本投入した。
 宗頭を出て藤井商店まではすぐのように記憶していたが、なんと3kmもある。川沿いに平坦な道を、長い休憩の後なので無理せず歩いて行く。
 藤井商店でチェックし、ここから左に折れて山道に入る。
 「汗冷えしないように、汗をかかない程度の速度で歩く」というもっくんの指示に従って、頑張らないで歩く。
 ドリンク効果か、おしゃべり効果か、眠くない。鎖峠まで上りを淡々と歩く。
 この山の中だと思う、こんな淋しい山中に私設エイドをしてくださっている方が昨年おられてとてもあったかい気持ちになれたが、今年は遭遇できず。時間が早かったせいだろうか。 

 峠を越えて下りになり、走る。さすがにトレランのもっくんは速い、あっという間に視界から消えてしまった。

 全然眠くないまま、三見駅チェックポイント到着。三見駅直前でコースが少し変わってたみたい。道に矢印は見当たらず、川の向こうでスタッフの方が点滅棒を振って合図してくださってたので気がついた。
 三見駅は今年もスタッフの方がいて簡易エイドを設けてくださっている。

 三見駅からはさらに道を間違いやすい、怖げな心霊スポットみたいな道が続く。走ったり歩いたりしながら踏切を何個も越えて行く。
 左手から波の音がする。暗くてよく見えないが、海沿いを歩いている。真っ暗な海は不気味だ。

 民家が増えてきて、街に出たみたい、で玉江駅エイド。

 ここであとはゆっくり行くというもっくんと別れ、おいちゃんと二人で萩の町を走り出した。萩の街中を夜中に走るのは4回目、これから先はもう道を間違うことはなかろう…。

 昨年から設置のチェックポイント「浜崎緑地公園」。

 海沿いのコース、今年の風はそよそよ。
 行けども行けども笠山への左折ポイントが出てこない。昨年寄ったローソンが出てきた(と思った)ので自信を持って先へ行くが、後で考えるとローソンはどの店も同じ外観だよね。地図を出してコースミスを確信したときは、すでに5キロ以上行き過ぎていた!
 そう言えば「←笠山」と書いた標識は見たのだが、道路に矢印がなかったので、これは違う、と通り過ぎてしまったのだ。眠いとは感じていなかったけど、ぼんやりしてたのかもしれない。
 行き過ぎた道を(だらだら下りだったので、だらだら上り)引き返す。1時間半以上のロス、これで40時間切りの夢は儚く消えた。初250kmのおいちゃんを巻き添えにしてしまったのは、まったくもって申し訳ない限り。
 で、気を取り直して今度こそ笠山入口を左折、やはり道路の矢印はなかった。

 !注 浜崎緑地公園から3キロ、笠山入口「←笠山」の標識を左折

 Bコースのランナーが、ものすごい勢いで駆けて行った。

 笠山に入って、昨年ちょっとだけ迷った分岐で今年も迷う。ここにも道路の矢印はない。後続のランナーと一緒にしばらく迷った挙句、道を良く知ったランナーが来てくれて、正しい道を行けた。このロスは10分くらいだったかな。

 !注 笠山に入ってふたつめの分岐、笠山山頂方面右へ。すぐ次の分岐を左へ

 コースミスしたことで心が折れかかり、昨年はどんどん走った虎ヶ崎へ、たくさん歩いて到着した。
 椿の館での朝ご飯はカレーライス、ここのはスパイシーで夜明け前に食べるのには最適。

★~ゴール香山公園 <251km> 到着時間 11:36

 虎ヶ崎を出て、真っ暗な自然探勝路を、こけないように慎重に歩き、笠山を一周、萩へもと来た道を戻る。
 
 往路のランナーとすれ違うので、そのたびにエールを送り送られ。
 コンビニでトイレ休憩すると言うおいちゃんと分かれて先に行く、これが最後の選択ミス、待っていればよかった。

 萩焼会館前の左折点がなかなか出てこない。大きな橋を渡ってしまった、これはどうも違う気がする。1キロ以上引き返し、コンビニで尋ねて左折ポイントを発見、見覚えのある道に戻れた。立て看板があったのを見落としたらしい、ここにも道路に矢印はなかった。いい加減道路の矢印が少ないことを学習しそうなものなのに、情けないにもほどがある。このウロウロの間に夜が明けて明るくなった。昨年の夜明けは東光寺の先だったから、この時点で昨年よりずいぶん遅れてしまったことになる。
 もう心折れまくり。
 
 !注 東光寺へ、歩道橋の下を左折

 小さな橋を渡ってチェックポイント東光寺。
 おいちゃんに電話すると、もうずいぶん先に行ってるって。ある意味安堵した。

 東光寺を出て坂道を上って最後のチェックポイント「陶芸の村公園」に向かう。昨年これを探してかなり徘徊したので、今年はさすがに難なく発見した。
 ここのエイドはまだ開いていない。

 関門の村田蒲鉾店前を通過。ここもまだエイドは開いていない。開いていたら蒲鉾がいただけるのかなぁ。

 ここらでお腹がすいてきた、次の明木市エイドまでまだかなりある。
 昨年冷却スプレーを求めて入ったコンビニでカップうどんを調達して腹ごしらえ。眠気も来そうだったので缶コーヒーブラックも。悲しいかな、カップうどんとブラックコーヒーは合わない。

 この辺になると他のコースの人たちも通過するので、要所要所にスタッフの方がいてくれて、道を指示してくれる。もう間違わないでしょう、多分。

 萩有料道路入口から旧道に入ってすぐ、Bコースの三宅さんと天和さん、CコースのS賀さんとすれ違った。
 すれ違う140km70km35kmすべてのランナーさんが拍手してくれる、声をかけてくれる、気恥ずかしいけどとても力になる。

 道の駅萩往還公園を通過。

 往還道はきつい山道、上りは歩く。昨年のように路面状態は悪くないので、下りはまぁまぁ走れる。

 明木市エイドでは名物のお饅頭を今年も3個もいただいた。

 一升谷を越えて、おいちゃんに追いついた。待っていてくれた、とおっしゃるのは本当かも。
 そして佐々並エイド、ここの名物はお豆腐。今年も歩け歩けの人たちでごった返していて長居できず。

 エイドを過ぎると、永遠に続くかと思われる車道のダラダラ上り。
 まだ一度もいただいたことのない上長瀬の草もちエイド。今年も難なく発見したが、草もちでなくお饅頭でした。復活は昨年のみだったらしい。つくづく草もちには縁がない。

 たいした上りでもないのに、車道を歩く。
 夏木原キャンプ場を過ぎ、古道に入る。石畳の上りは太ももが攣りそうで、ヨチヨチ歩き。
 下りになるとヨチヨチながら走る。今年は路面状態が良好で助かる。
 遅いながらも懸命に下っているのに、おいちゃんに置いていかれ、あっという間に背中は見えなくなった。
 
 石畳がやっと終わり、路面がアスファルトになった。
 今年は何とか傾かないで走れているようだ。

 もうそろそろ瑠璃光寺が見えるころかな、で右折すると、ゴールの瑠璃光寺が見えた。ゴール手前の上り坂は観客が多いので少しスピードアップするかな、けど、脚が攣りそうで断念、同じペースでゴールした。

130504hagigoals.jpg
★ゴール後

 ゴールしてすぐ、完走証がもらえる。タイムは41時間27分ほど、完走賞のメダルも。
 テントに給水と給食があり、存分にいただいた。もう走らなくていいから。
 おいちゃんには10分ばかり離されたみたい。 
 
 育児院へ戻り荷物を取りに行く、足の裏の痛みは軽度だ、往路で履いてきたサンダルが履ける。

 更衣後、うどん券の権利行使を兼ねておいちゃんと完踏祝いにビールを一杯。
 それから、瑠璃光寺の門前で、お知り合いやこの日お知り合いになった方々とおしゃべりしながら帰ってくるランナーを拍手で迎えた。

 門前で昨年よりゆっくりした気がするが、明るいうちに重い荷物を背負って帰路についた。今年は大きなリュックにしたので、重いけれど亀山湯まで休憩なしで歩けた。
 お風呂は誰もいなくて貸切状態、ゆっくり汗を流せた。

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 山口駅から新幹線と在来線、高速バスを乗り継いで帰宅した。
 山口駅ではたまたま来た上り列車が「SLやまぐち号」で乗れずに次の上りまで待たされ、新山口駅で瑠璃光寺で別れたはずのおいちゃんに再会し、新神戸でははじめて新幹線からの無料乗り換えに成功し、
 ともかく、自宅到着は午後9時ころでした。

※ 総括

 今年も250kmを完踏できた。
 コースミスのタイムロスがなければ余裕で40時間は切れていた気がする。お天気はよく暑くなく気象条件は申し分なかっただけに、返す返すも残念至極。
 誰のせいでもない自分のミス、ミスも含めて萩往還なのだ。
 ただ、私のミスのせいでおいちゃんに初萩往還40時間切を逃させてしまったことは、後悔せずにいられない。

 来年は、ミスをなくして、正真正銘の40時間切を狙う…かな。

130504hagigoods
 3日間も楽しく過ごさせていただいた。
 大会関係者の皆さん、地域の皆さん、一緒に走ってくれた皆さん、沿道で声をかけてくれた方々、すべての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

 大会終了から3ヶ月、記憶集(全員の通過タイム入り)と、きれいにフォーカスのあった写真が3枚、来年の大会の募集要項が届きました。
 皆さんのレポートを読みながら、来年の大会へ思いをはせています。

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